NEWS

カテゴリ: (株)エムケーラボラトリーズ >体温上昇成分 >赤ショウガ

インドネシア特産赤ショウガの体温上昇成分

2023年10月03日 16:47 | コメント/トラックバック (0)

赤ショウガの体温上昇作用の新規物質
立命館大学報告

体温上昇物質
ショウガの体温上昇物質としては、6-Gingerolと6-Shogaolが良く知られている。
インドネシア原産・特産の赤ショウガ(Jahe merah)には豊富に含まれ、実際に機能性表示食品に添加される両物質は、赤ショウガから抽出される。

赤ショウガの6-Gingerolと6-Shogaol含有量についてはこちらを参照。
M&Kpediaはこちら

立命館大学の研究による体温上昇物質
(株)エムケーラボラトリーズが提供したインドネシア産赤ショウガなどを用いた体温上昇作用物質の解明が行われた。
体温上昇機構として, Peroxisome Proliferator-Activated Receptor Gamma Coacitivator 1-alpha(PGC-1α)活性に基づき評価している。

その結果、従来言われていた6-Gingerolと6-ShogaolのPGC-1α活性に及ぼす影響は、赤ショウガからの抽出物の比較検討から以下の物質がより重要と考えられている。
1) 10-gingerol
2) 10-shogaol
3) 10-gingerdiols
4) 10-gingerdiols 3,5-acetate

天然物か抽出物質か?
機能性表示食品やその他サプリの多くは、6-Gingerolと6-Shogaolを訴求成分としている。
立命館大学の報告は、これとは異なる観点からの体温上昇機構や成分を解明しており、注目に値する。

実際、天然物の有用・栄養成分は1~2個の限定されるものではなく、現在の科学は決して天然部室の有用性解明の点で満足のゆくものではない。
結論的に言えば、健康維持・促進、病気の予防・治療には天然物全体を摂取すべきだと考えます。

抽出物質中心の健康食品業界であるが、抽出物質は既に食品ではなく医薬品あるいは単に化学物質に位置付けになる。
本赤ショウガの例はこれを示す象徴的な事例であり、貴重です。

文献
Y Nishidono, A Saifundin, M Nishizawa, T Fujita, M Nakamoto and K Tanaka
Identification of the Chemical Constituents in Ginger (Zingiber officinale) Responsible for Thermogenesis.
Natural Product Communications, 13(7), pp869-873, 2018

 お問い合わせ
電話(0263-26‐7588、午前9時~午後5時)
携帯電話(090-2723-8626, 西垣)
ファックス(0263-26‐7518、24時間受付)
メール:mk-info@thisismk.co.jp

 

コメントをどうぞ

CAPTCHA


NEWSTOPへ M&KぶろぐTOPへ

Feedを登録して情報をすばやく取得!

Feedを登録
Twitter
    follow me on Twitter
    Twitter Facebookでも情報をご覧いただけます。

    このページのトップへ