インドネシア産ノニジュースの抗真菌（カビ）作用

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インドネシア産ノニジュースの抗真菌（カビ）作用

2024年07月26日 14:26 ｜コメント／トラックバック（0）

インドネシア産ノニジュースの力
抗真菌（カビ）作用

真菌とは

真菌は、酵母、糸状菌（いわゆるカビ）、キノコを含む生物群です。
しかし、広い意味でカビのことを真菌という場合が多いです。
インドネシア産のノニジュースには、抗菌作用が知られていますが、抗真菌作用については直接的な研究はされていません。
ちょうど梅雨の時期でカビが増殖しやすいため、ノニジュースにカビが増殖するか簡単に実験を行ってみました

インドネシア産ノニジュースの抗真菌（カビ）作用

実験には2種類のノニジュースを使用しました。
１つは、100%ノニジュース
もう一つは、ノニジュースに他の果実ジュースを加え、子供から老人まで美味しく飲めるミックスタイプ。

実験は簡単です。
ノニジュースをコップに入れて、蓋をせずに室内で約2週間放置しただけです。
空気中には細菌も真菌（カビ）も無数に浮遊しています。
特に梅雨の時期には、食物が直ぐに傷んでしまう大きな要因となり、食中毒の発生も増加します。

一般の果実ジュースやお茶などを蓋をせずに2～3日すると飲料の表面にカビが増殖し、コロニーを作ります。
誰もがよく経験する現象です。

しかし、実験に用いた2種類のノニジュースともカビの増殖は認められません（下図）。

100%ノニジュース

ミックスタイプのノニジュース

ある東京の方がノニジュースの瓶の蓋を開けて6か月放置した実験を行いましたが、カビが生えないことに驚いたと報告してくれました。
細菌増殖の有無は確認していませんが、ノニジュース製品は食品衛生法に従い滅菌されていますので、強い抗菌作用によって増殖はないものと思われます。

ノニジュースは皮膚疾患に効果

カビの感染によって生じる皮膚の病気は身近にあふれていて、皮膚真菌症と呼ばれます。
カビはパンやお菓子など糖分を含む食品を特に好み、増殖に適した環境に置かれると、数日で目に見えるコロニーとなり胞子を周りに撒き散らします。
カビは食品だけでなくヒトの垢なども栄養源とするため、皮膚で増殖すると皮膚真菌症を発症するわけです。
皮膚真菌症の最も代表的なものは、白癬（はくせん）と呼ばれる、水虫です。
その他に、カンジダやマラセチアによる皮膚真菌症もよく知られています。

皮膚真菌症は意外と多い病気です。

看護roo より

その他の作用

今までの報告や経験から、ノニジュースは皮膚のあらゆる病気の効果がありそうです。
脂が飛び散って起きる指の火傷は、ノニジュースに付けることによって直ちに痛みは止まります。
毛髪に応用することによって、育毛効果はよく知られているところで、育毛効果のある化粧品にも使用されています。
紫外線による皮膚での一重項酸素の産生を抑える抗酸化作用は、ビタミンC以上で石鹸に応用されました。

真菌の一つ酵母に対しては、増殖抑制作用があります。
ノニ酒の製造を御願いしたところ、酵母を殺してしまいアルコール発酵はできない結果でした。
パンにもノニジュースを加えましたが、発酵しないため酵母を直前に加えたというお話も聞いています。

アレルギー性皮膚炎など皮膚にノニジュースを塗って効果があるかは不明です。
このような場合は、飲用をお勧めします。