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故重松教授の熱帯薬用植物へに期待する言葉

2024年08月27日 19:28 | コメント/トラックバック (0)

恩師故重松教授の熱帯薬用植物の
機能性への想い

恩師である信州大学医学部病理学教室の重松秀一教授が、熱帯薬用植物に
対して大きくご理解を示してくださいました。
病理学教室で人体病理解剖のみならず熱帯薬用植物研究のために実験台や
動物実験室を提供下さり、インドネシアのノニ、ブアメラ、ココナッツオイルなどの
基礎的な研究が長野県松本市で開花した。

四半世紀前の事。
古いコンピューターに蓄積されていた当時の行動の記録に触れ、
思わず蘇らせていただきここに再掲載します。


「千葉大学および信州大学医学部において、病気の成り立ち、特に腎臓疾患の病理を専門に研究してまいりました。
病理学者として半世紀近くの間に、多くの病気に接してきました。

生物の宿命である生・老・病・死は避けて通れないものです。
現代医学・薬学など関連分野が如何に進歩したとしても、永遠の生はありえず、老・病に至る要因も完全に解明されたとは言えません。
しかしながら、多くの病気が毎日の生活、例えば食事、生活リズム、住環境、労働環境などに関連して生じているように感じています。
20世紀最大の医学・薬学の功績は抗生物質、ビタミン、ステロイドホルモンの発見・発明に加えて、ワクチンの開発が挙げられ、農業技術の向上は食物供給を増大させ、これらによって今や日本は世界一の長寿を享受できるようになりました。

しかし、また大きな問題も生じてきています。
寿命は大きく延びたとはいえ、老に伴う病気の増加が起こり、寿命を楽しむことなく7~8年もの闘病生活の後に亡くなる傾向が顕著になってきました。
健康寿命の延長がこれからの大きな課題といえます。

健康寿命を格段と延ばし、私が住んでいる長野県のようにいわゆる「ピンピンコロリ」と人生を全うできれば、素晴らしい事です。
これは、言い尽くされた言葉になりますが「予防医学」の重要性を、改めて問うているのです。
出来上がった病気は、決して治癒しない事を十分に理解し、誰しも老いる、病気になることを遅らせることは「予防医学」によって可能でしょう。

病理学教室に熱帯薬用植物の機能性を研究する学徒が現れたのは、20世紀末のことでした。
なにやら異様な匂いが研究室にたち込め、ある時は真っ赤な液体が恒温庫に置かれ、朝は固体、午後になると液体となる透明で甘い香りの物質を興味なく眺めていたものです。
これらはいずれも熱帯国インドネシアの植物由来物質でした。
それぞれ、ノニ、ブアメラ、ココナッツオイルです。
いずれも、独特の機能性を持っており病理学の立場からこれを証明する実験も行われています。

化学合成物質一辺倒の現代医学に植物由来物質を持ち込む考えは、医薬品開発の歴史が証明している。
興味湧く事は、上記物質がすべて熱帯薬用植物由来で、熱帯国では機能性食品や代用医薬品として使用されていることです。
熱帯地方にはまだまだ未開発の植物が眠っているとのこと。
「予防医学」を実践するには、日常生活の見直し、特に化学物質漬け食品を避けること、に加えて熱帯を起源とする食品の利用は大いに期待できる。
実際、私はこれら機能性食品を日常生活の中に取り入れ、自身で確認を試みている。

この様な経緯から、本研究会の趣旨に賛同し責任ある立場に就任しました。
やにくもに、熱帯起源食品だからと薦めるのではなく、現代科学に基づく検証が必要で本会は積極的に取り組むつもりです。
同時に研究段階においては当該熱帯国の研究者との連携は必要であり、生物多様性を尊重、自然保護を理念とし、当該国の裨益効果を最優先としたい。
これらが満たされれば、わが国のみでなく全世界の人々の健康に貢献できるものと確信しています。

多くの方の御賛同をいただき、本会をゆっくりでもよいから、息長く取り組み、本会を発展させたいと思います。」

注:本会とは「熱帯薬用植物研究会」。現在閉鎖。

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