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蘇った熱帯薬用植物ノニ(13)便秘からガンまで:分かりやすいノニ果実の解説

2024年10月01日 16:26 | コメント/トラックバック (0)

甦ったノニの奇跡 ー便秘からガンまでー

はじめに
熱帯植物Morinda citrifolia(モリンダシトリフォリア、通称ノニ)が、20世紀の終わりころから改めて有用な健康食品として見直されています。
多数の健康食品が氾濫する中、比較的効果の発現が早くそして確実な食品として今日本でブームが起きています。
科学的にも多くの研究や報告がなされ、便秘からガンまでの多機能作用をもつ不思議な植物であることが証明されてきています。
本稿では今まで解明されてきている作用について、分かり易くまとめたものです。

ノニはNONY
ノニ(学名Morinda citrifolia, 日本名ヤエヤマアオキ)は、インドネシアのセレベス島原産の植物。
6000年前から果実・葉は食用や薬用、根や幹は染色に使われ、2000年前頃に海洋民族とともに太平洋諸島に拡がっていきました。
インドネシアではノニ、メンクド、パッチェなど地方痴呆によって様々な名で呼ばれ、万病に効く薬として現在でもジャムゥという伝統治療薬で使われています。
セレベス島では、NONYと呼ばれています。

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ノニの原産地マルク諸島のアンボン市の平和の鐘

ノニの栄養成分
ノニの成熟果実は黄白色、多量の果汁を含み柔らかくなります。
その果実の搾り汁(ジュース)は、豊富な栄養成分が含まれています。
蛋白質、炭水化物(多糖類、水溶性食物線維)、ビタミン類、ミネラル類がバランスよく含まれ、脂肪はほとんどありません。
ビタミンCは温州みかんの4~5倍多く、果物のなかで一番です。

ノニの主な有効成分
ノニジュースには栄養成分を含め約140種類もの成分が見つかっています。
ノニジュースに特異な機能性をもつ有効成分として、クマリン誘導体、イリドイド誘導体、中鎖脂肪酸、テルペノイドなどがあります。

注意:プロゼロニン・ゼロニン物質の嘘
ほとんどのノニ紹介本や効能書にゼロニンというアルカロイドが、ノニの一番の有効物質として述べられています。
ゼロニン物質は現代科学で立証されていない作り話です。
もし、アメリカのMLM会社など、ノニの説明でゼロニン、プロゼロニンを強調する場合、騙し商品であると断定できます。

ノニはどうして独特の匂いがあるのか:ノニは母なる果実
ノニ果実が成熟にするに従い、ノニ果実独特の匂いが強くなってきます。
ブルーチーズや銀杏に似た匂いです。
これはカプリン酸やカプリル酸などの中鎖脂肪酸によるもので、ノニ果実の自然な細胞代謝の結果です。
匂いはありませんがこれらの中鎖脂肪酸は母乳にも含まれており、赤ちゃんの熱エネルギー産生は感染防御に有益であると考えられています。
この中鎖脂肪酸には多くの好ましい作用があり、この匂いのないノニジュースには効果がありません。
中鎖脂肪酸は、現在医薬品・食品産業で盛んに研究が行われています。

ノニは何に効果があるのか
インドネシアではノニは数千年以上前から薬用植物として使用され、海洋民族や貿易商人により熱帯各地に伝播されました。
長年の臨床経験から副作用がない有用植物として、インドネシア保健省・貿易産業省では次の病気に効果があると認めています。

・高血圧 ・糖尿病 ・肝臓病 ・咳 ・便秘 ・消化器の感染症 ・排尿困難 ・痛み ・皮膚病 ・疲労 ・かっけ ・育毛など

最近の研究では、ガン予防作用や抗ガン作用が明らかになっています。

ノニの主な薬理作用
多くの研究と臨床データから、ノニジュースには次の薬理作用があることが分かっています。

  • 平滑筋弛緩作用 - 高血圧、喘息、消化管疾患などに有効
  • 鎮痛作用 - 慢性的な痛みに対して有効
  • 抗菌作用 - 細菌やウイルス感染に有効
  • 抗アレルギー作用 - 喘息や皮膚炎などに有効
  • 抗酸化作用 - 生活習慣病の抑制
  • 細胞賦活作用 - 細胞のエネルギー代謝の改善や疲労回復
  • 免疫増強作用 - マクロファージやリンパ球の活性増加
  • 抗ガン作用 - 細胞の変異の抑制や抗ガン剤効果の増強

研究が進めばまだまだ多くの作用・効果・作用機序が明らかになり、医薬品としての可能性が秘められています。


ノニ参考本

 

便秘の解消―ダイエットにも効果
ノニジュースには多量の水溶性食物線維ペクチンが含まれており、消化管からの水分や脂肪の吸収を抑え消化物の量を多くします。
また、大腸の細菌を活性化することによって大腸の動きを活発にしスムーズな排便をおこします。
細菌感染による下痢にも効果があります。
消化管の機能が改善することによって、全身の細胞の活性化につながり、食欲を抑えることなくダイエットができます。

血圧を正常にする作用
クマリン誘導体のスコポレチンや中鎖脂肪酸には、平滑筋弛緩作用が報告されており、私たちもノニ搾汁が動脈血管を拡張させる作用があることを確認しています。
また、ノニ搾汁には一酸化窒素(NO)を増やしたり、酸素の悪玉スーパーオキシドを消去する作用を見出しています。
動脈硬化のある高血圧でも正常化するとともに、男性の精力増強をもたらすことに関係がありそうです。

鎮痛作用
数千年も昔からノニはあらゆる痛みに対して使用されてきています。
ズキンズキンする慢性の痛みに対して効果がありますが、スコポレチンは抗炎症作用や抗菌作用が報告され、これら炎症を抑えることによって鎮痛作用を発揮していると思われます。
中鎖脂肪酸はリューマチ性関節炎や火傷で蛋白質の変性を抑えます。
さらに、NOを増やすことやモルヒネ依存症に効果がありますので、脳内の蛋白オピオイド(エンドルフィンなど)を増やすこともノニジュースの作用と考えられます。

血糖値を正常にする作用
ノニジュースが糖尿病によく効くことは、多数の臨床報告から確かです。
ノニは食物が胃から十二指腸へ移行するのを調整し、少しずつ炭水化物を糖に消化・吸収させ、膵臓から分泌されるインシュリンの血糖低下作用を効率よく働かせます。
また、中鎖脂肪酸は栄養成分の吸収を高め、細胞の代謝を促進し糖を分解させると考えられています。
結果的に蓄積した脂肪の分解も高め、肥満解消につながり糖尿病に効果があります。

細菌を殺す作用
スコポレチンは3種のグラム陽性細菌、5種類のグラム陰性細菌に対し殺菌作用があることが報告されています。
また、大腸菌O-157についても抑制作用があります。
ノニ搾汁そのものでもわずかの量で優れた殺菌作用があることを、私たちの共同研究者は明らかにしています。
昔から、皮膚の傷や赤痢などの感染症に用いられたのには頷けます。

アレルギーの抑制作用
アレルギーは異物に対して、私たちの身体の免疫システムが過剰に反応した結果ですが、ノニには免疫調節作用があります。
アラキドン酸からアレルギーに関係するロイコトリエンという物質を産生する酵素を抑制する物質が、ノニジュースには含まれています。
また、消化管機能を改善することによって、異物の吸収を阻害することもアレルギーをなくすることにつながります。

活性酸素を消去する作用
生活習慣病や加齢を促進するのは、空気中にある酸素が活性化してできる活性酸素が遺伝子や細胞成分に障害を与えるからです。
ストレスや喫煙、過度の運動は活性酸素を増やし、身体に悪影響をあたえます。
最近、私たちはノニ搾汁そのものがスーパーオキシドを消去する力があることを確認しました。
反応阻害率は90%にも達します。
ノニに含まれる成分には、肝臓中の活性酸素を除去する能力を高め、肝臓保護作用があることも解っています。

免疫力を増進させる作用
ノニジュースに含まれる多糖類は、マクロファージという異物認識細胞を活性化すると同時に、リンパ球のT細胞やナチュラルキラー(NK)細胞を増やし免疫力を増進することが報告されています。
これらの細胞は細菌やウイルス、ガン細胞を殺してしまいます。
また、ノニジュースは身体全体の機能を促進し、ストレスなどから開放しますので、このような精神状態はNK細胞を増やすことにつながります。

ガン予防の作用
ガン細胞が発生するには、まず遺伝子中のDNAに化学物質や活性酸素などの作用で障害がおきます(変異といいます)。
近代文明はこのような変異を起こす物質を無数に作り出していますが、ノニ搾汁はごく微量でこの変異を抑制することを、私たちの共同研究者が明らかにしています。
また、水溶性食物線維は大腸で分解され、大腸粘膜の機能を高め大腸ガンの発生を抑制します。

ガン治療の相乗作用
動物実験でノニジュースはガンに対する延命効果があり、免疫系の増強効果によることが報告されています。
また、ノニジュース成分をガンの化学療法剤と併用することで、毒性の強い化学療法剤の用量を減らすことができ、さらに延命効果があることも確認されています。

注意:ダムナカンタール
という物質にガン細胞の正常化作用が報告されているが、この物質はノニの根皮に含まれているものです。
現在まで、この物質がノニ果実に含まれていることは確認されていない。

ノニジュースの飲み方
ノニ搾汁は成熟果実1個あたり30ml∼50mlが得られます。
健康維持の・増進には一日あたり果実1個程度が理想的で、搾汁の場合は30~50mlです。
重篤な症状がある場合には、果実2個分のノニジュースをお勧めします。
症状が改善すれば、元の量に減らします。
空腹時に飲むことが吸収や消化管機能に適しています。
匂いが気になる方は、水で薄めたりレモンジュースやお好きなジュースと混ぜるといいかもしれません。
お子様は、大人の半分量を目安にされるとよいでしょう。

副作用について
インドネシアの長年の使用経験から副作用はほとんどないことが解っていますが、ごく一部の方には湿疹や下痢などの症状が現われることがあります。
また、慢性疾患のある方ではその症状が一過性に強く出る場合がありますが、これらは好転反応と言われるもので症状改善事に起きる出来事です。
飲む量を減らしたり、しばらく飲用を中止することによって消失します。

妊婦や授乳中の女性でも安全だという医者がいますが、現代医学による安全性の評価はされていませんので、積極的な飲用はお勧めできません。
また、腎機能不全の方は大量を飲用することは差し控え、薬物療法をされている方は主治医に相談してください。
腎透析患者は小水が出ませんので、高カリウム血症になりますから、飲用は控えるべきです。

 

お気軽にお問い合わせ下さい。
電話:0263-26-7588, ファックス:0263-26-7518
E-mail: mk-info@thisismk.co.jp

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