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蘇った熱帯薬用植物ノニ (4):便秘からガンまで
ノニは一家に1本、家族の医薬品
ノニの国インドネシアの地方を旅すると、必ず庭やフェンス沿いにノニの木を見ることができます。
ノニの木は中高木で枝を広く広げるため日陰を作り昼食の場でもあり家族団らんの場を提供します。
ノニ果実は伝承的な方法でノニジュースを作り、健康維持、病気の予防や治療に使っています。
1年中、黄色く成熟した果実が実るため、毎日あるいは病気の際は現代医療が充実していない時代の第一の選択治療薬の役割をもっていました。
現代でもノニの効果のため、医薬品に頼らず伝承的に使われる場合が多いようです。
大きな葉はジャムゥ素材、料理の梱包材、食事に必須のソース(サンバル)の素材としても利用されます。
タイでは、葉はスープの具材として利用されます。
また、害虫忌避作用があり家の周囲に植え、また街路樹にして害虫駆除に役立てています。
コーヒー農園の周囲に植えてコーヒーの木を守り、他の農園との境界の目印としても利用しています。
野生のノニの木は川沿いや海辺に多く見ることができ、大都市ジャカルタでも水路の堤防に生きよい良く枝を伸ばしている光景を目にします。
バリ島の海辺には樹齢30年以上という直径50㎝にもなる大木が植生し、住民と共生しています。
ノニの木は、地方では一家に少なくとも1本植えて健康、病気対策に使用していますが、現在ノニジュースを製造する国や地域でインドネシアを除き、このような事例はどこにもありません。
小川に自生するノニ、ジャワ島
樹齢30年以上の太いノニの木、バリ島
ノニが人々に強く信じられていることの証です。
残念なことは、現代の若者はノニの伝承医薬品の知識がなく、果実が臭いとの理由で伐採することが多くなってきています。
天然物を利用する予防医学教育は発展途上国でも必要です。
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