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蘇った熱帯薬用植物ノニ (5):便秘からガンまで
今も活躍するジャムゥの販売女性
ジャムゥゲドン
インドネシアの首都ジャカルタにおいても、何本もの液体を入れた容器をいれた籠をを背負った女性を見かけます。
ジャムゥゲドンというインドネシア独特の伝承医薬品ジャムゥを売り歩く医療従事者です。
中部ジャワ島の古都ジョグジャカルタ周辺のジャムゥを中心とする地域が発祥の地です。
中部ジャワは、様々な熱帯薬用植物の栽培が盛んで、それらを使用したジャムゥ処方は秘伝として祖母から母、そして娘に受け継がれます。
男性のジャムゥゲンドンはいません。
もちろん、ノニ果実ジュースもジャムゥ処方の重要な素材のひとつ。
ジャムゥゲンドンが作るノニジュースの細菌検査を行った研究報告がインドネシアのスラバヤの大学が行っています。
その報告によりますと、他のジャムゥと異なり総生菌数が極端に少なく、ノニの持つ抗菌作用が明らかにされています。
ジャムゥゲドンは、「ジャムゥおばさん」と親しまれ、ジャワ島のみならずインドネシア各地に出かけ、連綿と人々の健康に奉仕しています。
仕事前に一杯、仕事を終えると一杯のジャムゥを飲むのが多くの人々の習慣になっています。
インドネシアの首都ジャカルタにでさえ、朝夕自家製のジャムゥを容れた籠を背負い街を歩くジャムゥゲンドンを見かけます。
もし、インドネシアに行く機会がありましたら、ジャムゥ女性から一杯疲労回復や精力増強に一杯飲んでみては如何ですか?
ジャムゥによって値段は異なりますが、50~100円と高くはありません。
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