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非天然型、合成トランス脂肪酸の恐怖(2)

2010年07月15日 10:52 | コメント/トラックバック (0)

トランス脂肪酸と疾病

多くの疫学研究は、工業的に合成したトランス脂肪酸を含む食品によって様々な疾患の原因となる事、あるいはその可能性を明らかにしています。
大豆油(サラダ油)に豊富に含まれるリノール酸やオレイン酸由来のトランス脂肪酸が原因と考えられています。
トランス脂肪酸が細胞膜の脂質組成を変化させ、機能異常を来たすことが原因と推測されています。
トランス脂肪酸が多く含む食品を大量摂取する米国、欧州では心臓病、肥満、乳がんの発生率が高く、ココナッツオイル主体の食生活の東南アジア、欧米食が優位でない地域では低いことが報告されています。

血管炎
動脈硬化症
心臓病
早産
がん(乳がん、大腸がん)
アレルギー
2型糖尿病
肥満


(出典:The influence of trans fatty acids on health 4th edition, Danish Nutritional Council, 2003)

食品中のトランス脂肪酸

食品工業界では、食用油の酸敗と賞味期限を延ばすためにトランス脂肪酸含有オイルを使用しています。
そのため、多くの食品はトタンス脂肪酸を含みます。
ファーストフード店でも繁用され、肥満の原因と指摘されていまさす。
食品中、脂質の20%以上のトランス脂肪酸を含んでいたとの報告があります(下の赤字で示す食品)。

白色パン、小麦パン、クロワッサン、朝食用シリアル、チョコレート、
ポテトチップス、ピーナッツバター、肉パテ、ソフトマーガリン、マフィン
クラッカー、クルトン、ケーキ、クッキー、パイの殻、ドーナッツ、スープ、
ソ-ス、フレンチフライ、ハードマーガリン、パン粉をまぶしたチキン

(出典:Journal of the American College of Nutrition, 18(3), 255~260, 1999)

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