ソーシャルディスタンス社会的距離は間違い
パールハ-バーはあるがパールベイはない
パールハーバーPearl Harbor を東大出身の外務省官僚が、真珠湾と訳しています。
ハワイの地図を見ても、ハワイに実際に行って調査しても、真珠湾Pearl Bayは存在しません。
真珠港はあります。
パールハーバーは、真珠港なのです。
このような間違いは意図されたのか、単に語訳なのかは知りませんが、同じような間違いは多数あり、私たちは間違った日本語を使っています。
ソ-シャルディスタンスはソーシャルディスタンシング
本年5月15日の産経新聞、清湖口敏氏の「言葉のひと解き」社会的距離と警戒せよ「近くて遠い国」は、日本人が横文字に弱く誤った理解で定着すること、これと関連して安全保障に筆を走らせる絶妙な文章にほれ込んでしまった。
以下氏の論評を引用させていただきながら、思うところを述べます。
「ソーシャルディスタンス」は武漢風邪を避けるために新聞やテレビで持て囃されている言葉で、日本語では「社会的距離」と訳す。
しかし英語ではSocial Distancingであり、Social Distanceでない。
本来の社会的距離の意味するところは、「集団と集団との間、個人と個人との間における親近感の強度」であって、決して空間的距離を意味するものではない。
空間的距離と社会的距離は、必ずしも正の相関関係にない。
氏は、感染症の専門家が提唱した新しい生活様式の中で「身体的距離」が使用されているが、この場合「フィジカルディスタンス」となるが「ソーシャルディスタンス」を変更しないようだ。
清湖口氏は提案する。「ソーシャルディスタンス」はそのままにして「社会距離」に変更すべきと。
社会距離ソーシャルディシャンシングとは
そもそも「社会距離」はアメリカの文化人類学者、ホールが用いた「ソーシャルディスタンシング」に由来し、本専門分野では「社会距離」という訳語が使われている。
ホールの「社会距離」は4分類されている。
1.密接距離、0~45㎝程度。家族や愛人など最も密接な間柄での距離であり、身体接触・密着が可能な距離。
2.個体距離、45~125㎝、親友との立ち話で自然にとる距離、手を伸ばして握手ができる。
3.社会距離、120~360cm、上司や取引先との主にビジネスの場での距離とされ、手を伸ばしても相手に届かない。
4.公衆距離、360㎝以上、講演会での演者と聴衆など公の場で採られる距離。
感染症専門家や為政者が勧める「新しい生活様式」は上記の3、4に当てはまるのだろうか?
彼らはソーシャルディスタンスの本来の意味を理解して私たちに勧めているのであろうか?
大いに疑問であり、日本の弱点であると思われる。
いずれにしても、上記4分類は私達の身近な距離感、とりわけ安全との関係において応用出来て面白い、旨を氏は述べている。
社会距離と国防「ソーシャルディスタンス」社会距離は密接距離、個体距離、社会距離、公衆距離と4分類されます。
これを現実に合わせてみると日本は危険状態、まさに武漢ウイルス感染症以上の危機に陥っていると言えます。
1.密接距離‐領海は国民が暮らす我が家(国家)の敷地と同じようなもの
File photo taken in September 2012 shows the Senkaku Islands in the East China Sea. Chinese Coast Guard ships sailed near the Japanese-controlled, Chinese-claimed uninhabited islands for a record 44th straight day on May 25, 2019. (Kyodo)
(Photo by Kyodo News Stills via Getty Images)
良識ある国は、他国の密接距離のみならず個体距離、社会距離まで犯す蹂躙をすることはしません。
しかし、シナは尖閣諸島(沖縄県)周辺の日本の接続水域のみならず、密接距離に接近、侵入し日本漁船を追尾する暴挙に出ている。
密接距離も個体距離もごく親しい者にだけ接近が許されるゾーンだ。
然るに、日本政府はいつものように遺憾砲を放ち抗議し、北海道などでは不動産の買局促進を行い、武漢ウイルス患者を僅かの金欲しさに来日奨励を行う愚挙を改めようとしない。