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ノニに賭けた一日本人企業戦士の独り言
インドネシア原産の熱帯薬用植物ノニ果汁を日本に紹介、定着、確固たる評価を得るために20数年に歳月を要しました。
これに大きく貢献された方(以後池袋氏と仮名で表現)の自己の病気と闘いが秘められていました。
ここに紹介するのは池袋氏がご逝去される数年前に、小職に託してくれたものです。
遺言ではないでしょうが、10年間の思いを文章にしておき、いつかは公表を希望されていたのかもしれません。
何時皆様にご紹介すべきか迷っていましたが、ご逝去後13回忌を迎えられたので、皆様にご紹介し、氏のノニに賭けた信念に改めて敬意を表したいと思います。
ノニ原産国インドネシアのノニジュースを紹介し始めた2001年、池袋氏が小職を訪ねてきてくれました。
ノニジュースの紹介・販売促進に疎い小職を見かねての協力・支援を申し込んでくださったのです。
池袋氏は自分の病歴など一切明らかにすることなく、小職と共にインドネシア産ノニジュースを難病に病む人への貢献を決意されていたのです。
単に机上の方ではありません。
2001年のインドネシア訪問に始まり、ノニの木を求め、ノニとインドネシアの人々の関係や歴史、インドネシア伝承医薬品ジャムゥとノニ、自己の病気とノニの効果の講演など、活発に動いてくれました。
池袋氏に同行したインドネシア訪問は短い期間に5~6度、好奇心と行動力は小職並み。
同宿したホテルのトイレの便器でノニの種子を採取した想い出はわすれることのできないものです。
日本でノニジュースの搾汁ができないものかと、新鮮なノニ果実を日本に輸入したことは数度。
飲みやすいノニジュース商品の開発や販売にも全体力と資産を厭わず、ノニのために還暦から古希までの10年間を使い果たしてくれました。
池袋氏はノニジュースで大腸がんと胃がんを克服しました。
ゲルソン療法を実践していることは黙秘されていましたが、ゲルソン療法では果汁は絶対に搾汁することと教えてくれています。
知らずか、私たちはノニジュースは搾汁法を採用しており、池袋氏としては満足されていたものと推察します。
しかし、20年近く潜んでいた食道がんの再発による吻合手術をされましたが、体力を消耗しご逝去されました。
池袋氏は、天然薬用植物ノニのための小職と戦ってくれました侍、企業戦士でした。
合掌
2024年4月30日
西垣 敏明
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