カテゴリ: (株)エムケーラボラトリーズ >スプレー >ノニ >ノニジュース >伝承医薬品ジャムゥ >石けん >農業資材
蘇った熱帯薬用植物ノニ (9):便秘からガンまで
多様なノニジュース、どれが良いのか
21世紀に入りノニの栄養性、機能性が明らかになるにつれて、インドネシアのノニ伝承使用の歴史6000年が再確認されています。
現代に蘇ったように様々な健康飲料や食品、更に化粧品分野に広がってきています。
ここでは、現在までに開発されたノニ商品についての特徴をみていき抹消。
多種多様なノニジュース
ノニジュースの製法には、果実の搾汁、長期放置による浸出液、ピューレ、そして果実の乾燥粉末使用の4種類があります。
20世紀末にノニジュースの有用性が注目されてから、商業的にノニジュースが日本をはじめとする先進国でブームになっています。
先進国で蘇ったノニは原産国インドネシアでも見直しがなされ、ノニ果実を全く使用していない国、地域では栽培や収穫が始まりノニジュース原液製造による経済効果が得られています。
インドネシアは6000年の製造・使用経験がありますが、他地域では利用経験がなく、また収穫できる果実量は少ないなどの条件で製造方法には違いが生じています。
さらにノニ果実に対する知識、技術、設備の有無が影響します。
加えて、利益第一に考える場合は、品質より大量製造に重きが置かれます。
また、薬用植物利用の歴史、文明を持つアジア人と持たない白色人種ではノニジュースの処方にも差が出てきます。
20数年間のノニに携わっての経験から実感したことは、白人はノニ果実や原液ジュースの味と匂いを受け付けません。
他の果実ジュースや香料を加えたノニがもつ本来の特徴が失われた製品を好み製造します。
ノニ国インドネシアでは、各家にノニの木があり黄色く成熟した果実が一年中収穫できるため、ニンニク、ショウガ、人参や蜂蜜などを加えるにしても新鮮な果汁として飲用します。
一方、日本、インドネシア、シンガポールや韓国などのアジア人の場合は、他の素材が混合されたものでなく、100%純粋なノニジュースを最も好みます。
日本での薬理効果研究では、100%純粋なノニジュースが使用され、ノニの実態が解明されています。
ノニ果実本来の栄養機能性を健康維持・増進、病気の予防・治療に活用するのであれば、黄色く大きく成長した成熟果実の搾汁が最も推奨されます。
そして、その理由は次章で説明します。
ノニジュースの種類
種類 | 製法 | 特徴 |
搾汁 | 熟成果実を搾汁して得られるジュース | 新鮮な成熟果実を使用 |
放置浸出ジュース | 果実を長期間放置し、浸出液を集めたジュース | 成熟、未成熟の果実を容器に貯蔵 |
濃縮還元ジュース | ノニ果実のピューレに水やその他の果実素材を加えたジュース | 煮込み濃縮によるピューレ使用 |
果汁・果肉ジュース | 新鮮成熟果実の果汁と果肉が混合したジュース | 新鮮果汁と果肉が混合し嗜好に合う 果実本来の特徴が維持 |
果実粉末ジュース | ノニ果実粉末に水や果実素材、香料を加えたジュース | ノニ果実ジュースの味・匂いを受け付けない白人向け |
希釈ジュース | 放置浸出ジュースに水などを加えてジュース | 匂いを薄め飲みやすい |
ノニジュースは飲用するだけでなく、シャンプー、石鹸や噴霧剤としても活用分野が広がっています。
また、健康飲料だけでなく米や果実類の有機農業用資材としての利用も検討されています。
山形県はサクランボの日本一の産地ですが、収穫後ノニジュースを噴霧すると劣化を抑えることを聞いています。
農業分野では、殺菌だけでなく栄養食材としてもっと見直され、活用されることが今後期待されます。
ノニ濃縮液使用のノニ石鹸 | ノニジュースの濃縮スプレー | 米栽培に使用して |
ノニの根をノニジュースに浸漬した製品が一時日本で出回りました。
インドネシアでは、ノニの根は発がん性が疑われるアントラキノン系の物質を含み、染色剤としてのみ利用されています。
ノニジュースに加えるべき素材ではありません。
新着5件
新着5件