カテゴリ: インド栴檀 >ガーデニング >ニームケーキ >ニームケーキ・ペレット >マツ枯れ病 >冬支度 >有機農業 >松枯れ病 >連作障害 >黒斑点病
ニームケーキで放線菌は大いに増殖
無酸素状態でも有酸素状態でも
連作障害予防への期待
冬季に施肥したい有機肥料
ニームとは
ニーム(インド栴檀、Azadirachta indica A.)は、インド原産のミカン目、センダン科の15mに達する高木。
熱帯アジア、東アフリカ、ジャマイカに植生しています。
Neem tree, Margoza tree, Hoop(英), Nim(ヒンズー)、Vepa(インド)、
Tamaka(ビルマ)、Sadu(マラヤ)、Mimba(ジャワ)、Sandan(ベトナム)などと称されます。
ニームケーキとは
ニーム(インド栴檀)の種子を搾油した残渣の乾燥物。
弊社取り扱いのニームケーキには、有用成分アザディラクチン1000ppm以上を含む有機肥料です。
ニームケーキの粉末とペレットの2種類をご提供しています。
ニームケーキによる放線菌増殖
桜の街路樹の土壌を採取し、ニームケーキペレットの放線菌増殖試験を行いました。
1 ニームケーキ・ペレットを入れない対照
2ニームケーキ・ペレットを土壌の上に置き、空気は流通させる(蓋を半開きにしておく、有酸素状態)
3ニームケーキ・ペレットを土壌の上におき、蓋で密封して空気遮断(無酸素状態)
室内で約1週間、室内(最高温度約20度)放置し、放線菌の繁殖状態を観察しましたが、その結果は以下です。
ニームケーキ・ペレットなし、放線菌の増殖なし
有酸素状態ではニームケーキ・ペレットを中心に放線菌の増殖
無酸素状態でもニームケーキ・ペレットを中心に放線菌の増殖
ニームケーキ・ペレットには、有酸素および無酸素状態でも放線菌が激しく増殖することが確認できました。
ニームケーキ・パウダー(粉末)でも同じ放線菌の増殖が起きることは確実です。
ニームケーキによるアカメガシ黒斑病対策
日本で流通するアカメガシは、原種ではなく交配種であり、径年によりほとんどが黒斑点病(あるいは赤斑点病)に侵されると言われています。
ある種の糸状菌が原因と言われています。
生け垣に良く合うアカメガシにニームケーキを施肥することによって、黒斑点病を改善・予防することが数年にも及ぶ我が家で確認されました。
約20年も生活を共にしてきたアカメガシを伐木する必要がありません。
ニームケーキによる松枯れ病対策
樹齢100年近い庭園の松を松枯れ病から救われた例も報告されています。
ニームケーキで高品質の農作物を
ニームケーキを与えることによって、農作物の味が一段と増し、本来の味が取り戻せます。
ニームケーキは連作障害の救い主に?
農業に大きな打撃を与える連作障害。
通年同一農作物・果樹を栽培すると、土壌の微生物は同一種類のもが優勢になってきます。
優勢種がもし病原性をもつと連作障害の原因と成ってしまいます。
りんご、なし、ぶどうなどの連作障害は、メンパ病菌によるものです。
りんごの白メンパ病菌による根ぐされに対して、ニームケーキの効果検証が始まったばかりです。
他の農作物・果樹等に試してみる価値はあると考えており、作物の範囲を広げていきたいと考えているところです。
冬季に豊作の御礼と土壌改善にニームケーキを
きれいな花を咲かせ心を豊かにしてくれた花壇の花卉類(ガーデニング)、豊穣の秋を与えてくれた果樹、そして来年の豊作を願ってニームケーキを冬の間に与えては如何でしょうか。
樹木などが冬眠し、代謝が低下している間に土壌改良は一つの方策だと思います。
我が家のアカメガシには、既に施肥し、来春目覚めた頃にもう一度ニームケーキを与えるようにしています。
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