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バージンココナッツオイル(EVCO)はxerosis(皮膚乾燥症)に

2015年10月14日 16:20 | コメント/トラックバック (0)

皮膚乾燥症(Xerosis)にEVCOを

皮膚乾燥症とは
皮膚乾燥症はごく一般的な皮膚疾患で次のような皮膚変化が見られます。

*乾燥
*荒れ
*うろこ状
*痛み
*痒み

皮膚の表皮の水分保持能力の低下あるいは欠陥と真皮からの水分ロスによるものです。
あるいは、外気の湿度低下(乾燥)に伴う場合もあります。

様々な病気(乾癬、魚鱗癬、接触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、糖尿病など)に伴うこともあります。
また、新生児の皮膚は脆弱で保湿能力が低いことが知られています。

軽度な皮膚乾燥症にEVCO塗布
ココナッツオイルは、古くからインドのアユールヴェーダ医学では、皮膚の保湿剤として使用しています。

軽度な皮膚乾燥症の男性にEVCOを塗って戴き始めました。


EVCO前-1

EVCO塗布前、皮膚乾燥による鱗片が見られる

EVCO-直後ー0

EVCO塗布直後、なめらかな皮膚となる

EVCO30-1

EVCO塗布後30分、皮膚は奇麗
オイルのべとべと感は少なくなり、オイルは吸収されている

実際、ココナッツオイルは薬用保湿クリームに変わる保湿柔軟エモリエント(Emollient)として有益だろうと思われます。
EVCOは悪玉のトランス脂肪酸は含まれていませんので、安全安心です。
おおよそ30分以内にEVCOは表皮に吸収され、皮膚内で中鎖脂肪酸に分解されて細胞の若返りに使われるていると推測されます。
EVCOには抗菌作用もありますので、皮膚のバリアー機構を壊す細菌感染の場合にも有益だろうと思われます。

皮膚乾燥症(Xerosis)に対するココナッツオイルの無作為二重盲検試験

A randomized double-blind controlled trial comparing extra virgin coconut oil with mineral oil as misturizer for mild to moderate xerosis.
Agero AL and Verallo-Rowell VM. Dermatitis. 2004 Sep; 15(3): 109-16.

試験目的:ヴァージンココナッツオイルの軽度~中等度皮膚感染症へのヴァージンココナッツオイルの有効性と安全性を、鉱物油との比較検討。
試験方法:軽度~中等度皮膚乾燥症患者34名に無作為にヴァージンココナッツオイルあるいは鉱物油を塗布する。
       1日2回塗布を2週間行う。
       定量的効果評価として、皮膚の水分と脂質測定を実施。
       また、皮膚の乾燥度、鱗状皮膚、荒さ、痒みの程度を観察。
       安全性は、真皮透過水分減少とpHの祖k亭を実施。
試験結果:皮膚水分や脂質量では、両物質とも効果あり。
       安全性は両物質で確認。
総合評価:医師の観察では、全般的にココナッツオイルの方が鉱物油に比べて皮膚乾燥症の改善効果がある。

EVCO
EVCOは皮膚に塗布しても安全で、手軽な皮膚の乾燥や荒れに使用できる食品と言えます。

EVCO 360g

食品として口から摂取して安全なものは、皮膚に塗っても安全と言えます。
しかしながら、皮膚に塗って安全が確認されている化粧品は、
必ずしも食べて安全であるとはいえず、多くの化粧品は毒性を発揮します。

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