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古来より神社への参拝は
三礼三拍手一礼が正式であった
二礼二拍手一礼は明治から
古事記の時代より神社への参拝では、「三礼三拍手一礼」が普通であったようです。
明治新政府になった際に「神道復古運動」が全国規模でまきおこりました。
この復古神道の流れを明治政府は利用して、あらたまった神道を強烈に印象付けるために「二礼二拍手一礼」に変更させたようです。
三礼三拍手一礼は古来から
明治以前の日本では、三礼三拍手一礼が常識でした。
ただ、「出雲大社」「宇佐神宮」「熊野神社」では四拍手であり、「伊勢神宮」では八度拝八平手(はちどはいやひらて)のように例外はあります。
三礼三拍手の意味は、神社に参るのを「参拝」というように、
「天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)」
「高皇産霊神(たかみむすびのかみ)」
「神皇産霊神(かみむすひのかみ)」
を拝するので、「三(参)拝」なのです。
この三柱の神々は最古の神々であり、「原初三神」「造化三神」とも呼ばれ、古事記には「各々独り神」、日本初期には「各々男神」と述べられています。
日本国は、国史を通じて「三位三体」の国なのです。
三神の名残り
神社の参道は「三柱の神々に至る道筋」、
おむすびが三角形なのも、高皇産霊神(たかみむすびのかみ)」、「神皇産霊神(かみむすひのかみ)の「むすび」由来、
女性の「三つ指」も三柱の神々を両手で示す所作、
正月に門の両脇に立てる門松は、その所作を三本の竹の束で示し、
男性の「三つ指」は、両手の人差し指と親指で三角を創り、額に当てて平伏する所作になり、
人が死ぬと三柱の神々の元に戻れるよう「天冠(てんかん)」の布を頭に巻く。
この「三礼三拍手一礼」が正式な神道作法であり、第65代花山天皇の系譜である神祇伯を世襲した白川家によって興されたものです。
「伯家神道」あるいは「白川神道」と呼ばれ、皇室の神事を代々担当したとの事です。
昭和36年、白川家の断絶により「伯家神道」は途絶えてしまったが、神道の正式な所作は「伯家神道」によるものです。
このことを知ってから、「三礼三拍手一礼」を自宅と事務所の神棚への参拝を行うこととさせていただいています。
ノニジュースを神棚に
参考:飛鳥昭雄著、伯家神道の予言にある最後の天皇陛下、「ザ・フナイ」2014.11、86卷、170頁
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