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オリーブの島、小豆島の最新技術
本年5月20日に初めて小豆島を訪れました。
その2ヶ月後の7月19日に再度訪問することになりました。
今回はインドネシア工業省研究所CABIのDr. Hendra Wijaya氏も同行し、
オリーブオイルの最新搾油システムと機械類の性能を再度調査することが目的です。
新幹線で岡山駅、そしてJR線で高松駅へ。
高松駅と繋がる国際フェリーで1時間の海の旅、小豆島の池田港へ。
目的地の東洋オリーブ株式会社は池田港から徒歩10分。
オリーブの木が植えられた華奢なオリーブ販売店は、情緒豊かなムードを醸しだしています。
5月に来たときはオリーブの黄色い花盛りでしたが、今回7月は緑の実が多数結実しています。
果実が生育、成熟するのは10月頃であり、3か月間で収穫・オイル製造、果実漬け、オリーブジュースを作ります。
国際フェリーより小豆島を望む
5月、小さなオリーブの花
7月、オリーブの実が多数
2倍に生育・成熟後の収穫は10月となる
25ヘクタールのオリーブ園
オリーブオイル製造の最新式機械
オリーブオイルは果実の果肉に15%程度含まれるオイルを室温下で搾油し、高純度のオイルにします。
これは、ブアメラの場合も同様で果肉中のオイルを抽出します。
一般の食用オイルのほとんどは、種子のなかのオイルを抽出しますが、果肉中のオイルはブアメラ、オリーブ、パームなど限られています。
インドネシア工業省研究者との工場見学で、果肉中オイルの搾油方法の原理が理解できました。
なお、オリーブオイル搾油後の残渣は、牛の餌として利用され、小豆島のブランド牛となっています。
また、果肉に含まれる果汁も多く、オリーブ果汁ソーダとして販売されており、フェリーの中で味見しました。
10月より始まるオリーブオイル製造期間に是非訪問し、出来立ての清澄な日本産オリーブオイルとオリーブ果実漬けを食してみたいものです。
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