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常夏の国インドネシア(6):ボドブドール寺院

2010年07月12日 15:10 | コメント/トラックバック (0)

念願の世界最大の仏教寺院を訪ねて

世界遺産であり世界最大の仏教寺院は、中央ジャワ州のジョグジャカルタという古都にあります。
この地域はイスラム教徒が侵入するまでは、仏教徒、ヒンズー教徒の地域でした。
インド文明の影響を強く受け、アユールヴェーダから発展した、インドネシア独自の伝承医薬品もこの辺りで成立しています。

ボドブドール大寺院は8~9世紀に創建され、イスラム教徒からの破壊を免れるため埋められていたそうです。
何重もの回廊には釈迦の出生から出家までがレリーフに描かれ、東西南北には異なる印を結ぶ仏像が無数に鎮座しています。
荘厳な寺院。ゆっくり各回廊のレリーフを眺めながら、最上階に登ってみる時間が欲しいものです。

発掘されてからも、イスラム教徒によっていくつもの仏像の首は切り取られ、外国賓客の送りものにされたという、悲しい話も聞きました。
当時の密教のアジアにおける本拠地であり、一説によると弘法大師もここで修業したかったそうですが、海路の便が悪く断念しています。

バリ島から飛行機で2時間。ツアーも組まれています。
バリ島を早朝に経ち、夕刻にはバリ島への日帰りも可能です。


非常に大きな寺院のため全景は撮影できない


最上階の仏舎利塔群


回廊の両側にはレリーフが描かれている


最上階のむき出しになった仏陀

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