特別天然記念物ツルの越冬地出水平野にいってきました。

特別天然記念物ツルの越冬地出水平野にいってきました。

2010年12月27日 13:46 ｜コメント／トラックバック（0）

鹿児島県の出水平野は世界最大のツルの越冬地：鳥インフルエンザ発生

鹿児島県川内市から東シナ海を左に見ながら北上すると、地方自治のあり方で問題提起されている阿久根市につきます。
阿久根市を過ぎると、これまた今問題となっている鳥インフルエンザ感染が確認された出水平野のツル越冬地になります。
既に観光客のためにツル観察センターは閉鎖されていました。
しかし、越冬地への通行は可能で、無数にいるナベヅルとマナヅルを観察する機会を得ました。
動画を見てください。

新型インフルエンザ、高病原性鳥インフルエンザの流行は、いつ起きても不思議ではないと世界保健機構ＷＨＯは警告しています。
人類はこれに対する抗体を持っていないため、ヒトへの感染は致死的になります。
死亡率は６０％以上です。
鳥の腸で増殖したウイルスが糞中に排泄され、糞を吸引することが感染経路になると思われます。
冬の気温が低い時期にはウイルスは２週間も生存し、これからの時期が要注意となります。

ツルと同時に多数のカラスがツルの餌のおこぼれを食べに集まっており、カラスによる感染拡大も懸念されます。
鹿児島県はブロイラー日本一の県であり養鶏場への感染対策が取られ始めた。

同時に人への被害が出ないことを祈るばかりです。